学校法人は、理事会・評議会により運営されている人的組織で会社のように出資による支配という概念はありません。ところが実際「リタイアして学校法人の経営を第三者に任せたい」という要望はあります。実務的にはどのように処理するのでしょうか?
一概にこれといった方法はありませんが、一つにはこのような手順があります。
1)後継者から寄付の受入れ
2)退任者に対する退職金の支払い
3)理事の交代
学校経営陣の交代は、生徒数減少による経営不振、そして資金繰り悪化が原因となる事が多いので、事前に専門家によるデューデリジェンスを受け、資金計画が立った上で実施されることを強くおすすめします。